研修中の所感

日記
10 /03 2017
今週いっぱいは珍しく医療系の研修に出ています。
受ける側としてもとても得るものが多いです。
もちろん技術はすばらしいものです。
講師の人間性やここまでの歴史、境遇にも惹かれるものがあります。

ただ私はそれだけじゃなく講習会を開催する側の主催団体としての質や、医療と自費サービスの違いまたはその中途半端な状況なども見ています。

そんな中で一番感じているのはやはり「専門性のスペクトラム」問題。

専門的であるほど陥りやすいのが視野狭窄。
視野が狭いと、自分たちの常識の中だけで行なっているので外の常識が見えにくい。
また本人たちは自分たちのみの常識に浸っているのでそのことに気付いていない。
これって多いですね。
他人や他団体のことは批判できるのに自分たちのことは中々批判的に内省できないというあるある、、、。

僕は飽きやすいので一つのことだけをし続けることができない性分です。
でも逆に視野が広いという利点もあります。
すると常識にとらわれないというか、様々な常識が、立場がわかるので結構冷静に物事を見ています。

特に今回はリハビリテーション分野の代名詞である中枢疾患に対する技術を学んでいるので尚更です。

この業界の問題点と課題が今まで以上に痛いほど見えてきます。
今は世界も含めて医療の矛盾を解決する方法を模索しないといけない段階に来ていると思います。(いずれこれには自分なりの答えを世の中に出したいと思っていますが、、、。)

医療費の負担に対する医療技術の進歩は決して並行して進みません。
負担がとにかくすごいスピードでやってきます。
でも保守的な医療者、特に日本人はどこ吹く風な他人事です。
まだまだ危機感のない医療者は、時代とは関係なく自分たちがやって来た古いOSをまだ賞賛し、これじゃなきゃ的な個人的陶酔、内輪ギャグに近い慣習で満足してる方が多いのが現状です。
大きな変化が近い未来(2030年)起きるのは間違いないのにまだ慣習に縋っている。

個人的にそのような職能団体や技術団体に対する思いはありませんが、患者主体でないことは間違いなく、本当に客観的に医療を追求するのであれば、人の幸せを追求するのであれば、今のような技術というか所属団体に依存するような状況は異常としか言いようがないです。

患者さんにクラインアントに、本当にサービスを提供している当事者として、納得がいくサービスが提供できていないのならば、研鑽を積む以外に道はないでしょう。

中枢疾患を対象としている方が、骨格特性を頭蓋を、咬合を理解しているでしょうか?
整形疾患を対象としている方が、脳機能のことを心身相関のことを理解しているでしょうか?

臨床家としては疾患関係なく、筋骨格系も神経や脳機能も全てをある程度専門的な領域を網羅してる必要があります。
自分もまだ臨書経験20年弱でまだまだの臨床家です。
だからこそ研鑽を積みに出ます。
とにかく先人に教えを乞い、吸収しその前に行けるようにまた経験を積みます。
それしかこの臨床家としての生き方はないと思っています。

全てを理解したという日は自分の人生に来るとは思っていません。
分からないことばかりです。
でも目に前に患者さんクライアントさんがいます。
それが自分が選んだ仕事、使命であるならば学び続けることを愛する、楽しむのが幸せです。

正直この経験年数になって、研修先で同期や目上の方にはほとんど会いません。
四十なんてまだまだ普通の会社ならば中堅ですが療法士の中では変に管理職になっていたりして本来の仕事、使命を忘れている人が多いのだと推測します。

常に学び続ける姿勢を忘れたくないし、こうやってまた多くの気づきを得られている今を楽しんで過ごしたいと思います。
研修からの帰りの電車でふと感じたことを書きなぐってしまいました。

毎日思っています。
今日もこの仕事ができて幸せだなって。
少しでも多くの方に笑顔や喜びを医療やボディワークを通して与えられたらなって。

さぁ明日も僕を待ってくれている人のために研修楽しみます!
スポンサーサイト

久々ブログ:最近読んだ本

日記
07 /19 2017
久々にブログを書こうかなと思い復活して見ました。
いつからやってたんだろうこのブログ、、、。

FBは長々書くとこじゃないと思うし、批判的なことは書きたくないので、ブログならもう少し色々思いをかけるかなと思って。
実際日々時間がないのであまりかけないと思うのですが、今日たまたま早起きヤダヤダ期の長女に付き合って早く起きたので、、、。

最近めっきり本を読む時間が減って、アウトプットや調べ物が多くてちょっと口渇ならぬ本渇状態。

それでも読み切りのコラムが集まったようなものは見やすいので佐治先生の本を読みました。

佐治晴夫先生は1/f のゆらぎの研究で有名な物理学者。
宇宙や哲学に造詣が深く、数学と哲学を組み合わせたり、宇宙と人生を重ねたりして解説されるのが特徴。

僕はロマンチストなので、宇宙や果てのない未知への探究心をくすぐる話がたまりません。
また哲学も、人生を豊かにするスパイスだと思うのでとても共感できる内容でした。

僕が読んだのは
「わかる」ことは「かわる」こと
宇宙が教える人生の方程式
とても読みやすく、なるほどねぇが沢山。

佐治先生は難しいことも多面的な視点から解説することでニュアンスを伝えてくれます。
オススメです。
一度講演も聞いたことがあるけど、温和で優しさが溢れ、哲学者を感じさせるあの客観的な落ち着きが印象深いですね。

徒然でしたがまた書くかもしれません。
コメントもらえると書く頻度が増えると思いますので、何かリクエストあれば下さい(^^)

モンサントのドキュメンタリーを観て

日記
02 /28 2015
「モンサントの不自然な食べ物」というドキュメンタリー映画を観た。

フィクションかと思うくらい、お金に心奪われた経済界と、自然と共生している一般庶民との、支配と奴隷の構図が見て取れた。

生きるということをお金基準で考える人たちと、生きると言う事を食べる、排泄する、寝る、働く、子供を育てるなどの行為基準で考える人たちがいるんだなと思った。

住んでる世界が違うっていうのはこういう事を言うんだなと。
でもお金で何してるかっていうと、そりゃ高級品で身を飾り、快楽や権威を楽しんでるんだろうけど、結局は食べて、排泄して、寝てるんでしょ。

食べるのはその前に、作らなきゃいけない。
でも自分で作れない人たちは、買うしかない。
買うってのは、出来ないってことだから、作れる方がすごい気がする。

農家も生産物を市場に入れるから比較され経済に使われちゃうけど、自給自足ならそれもない。
人間関係もお金じゃない関係が出来ると、きっと本当の人間らしい付き合いができるんじゃないかなぁ。
みんなが生産物でかつ消費者であれば。

自由に作れる畑が欲しいなぁ。
自由に入れる山が欲しいなぁ。
自分で作って生きる生活がしたい。

そういう意味で、住みにくい世の中だなぁ、、、。
DVD出てるので、見ていない方は是非!

http://www.uplink.co.jp/monsanto/

指導者自身の幸せ感

日記
02 /16 2015
運動指導者を対象とした講演をさせて頂く機会が度々あり、何度かその機会に自分自身が幸せだと思う人?と聞くことがあります。

医療従事者の場合は手が上がるのは2割程度、、、。
しかしヨガ指導者は逆に8割の方が挙手します。
この違いは何だろうと考えました。

そもそも幸せな人がヨガに興味を持ち、不幸せな人が医療に興味を持つのだろうか?
いやそんなはずはない。

勿論バイアスはあるでしょうが、人ではなく、医療、ヨガという環境の方に幸せに影響を与える要素がありそうだと思いました。

僕自身の経験を顧みると、医療分野で勤めていた時は毎日ガスターを飲んでいたこともあるくらい、ストレスの塊でした。
環境の変化もありますが、そんな時ヨガに出会い、その後はとにかくストレスに強くなった感じがあります。
強いというか、幸せを感じられるようになったんだと思います。

指導者は他者を幸せに導く人であると僕は捉えています。
だって辛いから人に頼っているわけで、頼った相手が不幸せで疲れていたら嫌ですよね。
健康を売りにするなら、指導者が健康でないと、かつてのガスター依存の僕のように、何処かで見栄というか、虚勢にボロが出るはずです。

真面目で、責任感が高い人ほど頑張ってしまい疲弊してしまいます。
僕も典型的なそのタイプでした。

ヨガは心をコントロールする古の智慧です。
エクササイズとしてポーズがとりだたされますが、それは一面であって、もっと深くもっと実践的でもっとスピリチュアルなものです。
僕自身、ヨガに出会い毎日課題はありますが幸せを感じ、人生を謳歌している実感があります。
それは名声や業績ではなく、競争や博打ではなく、穏やかで大きな流れを感じ、包まれているような安心感の中での幸せです。

こういう事は実践を通し、時間をかけて身に染みて分かるものです。
数時間のWSで習得できるものではありません。
それでも出来るだけの方に、僕自身の経験も踏まえて、3日間という時間を掛けて、共に生活してヨガの叡智の片鱗を共有したいと思い、リトリートを企画しました。
http://p3takt8.shop-pro.jp/?pid=86473929

お時間作れる方は、幸せになれる方法を体験しに一緒に御岳山へ行きませんか?
世界により多くの笑顔を増やしたいと思っています。
ストレスに強い自分を作って、幸せな自分が他者を幸せに導けるように。
お待ちしてます(^ ^)

まず何をすべきなのか

日記
12 /23 2014
昨日のクライアントとのセッションを通してやはり評価の大切さが分かった気がします。
腰痛を長年患ってハリや、カイロ、マッサージ、ヨガなど、あらゆることをしてきた方。
右の腰が張っている、重心が偏っている、もろもろ言われアプローチされるも、効果は持続せずすぐ戻ってしまう、、、。

予防運動療法の視点で、プライマリーを探すと、小学生の時の運動が原因による側弯であることが分かった。

歩行分析、姿勢分析を共有し本人も納得。
上半身の右回旋を、下半身を左に回旋してバランスを取っていることが、ご本人が自覚。

評価の段階なので、積極的なアプローチで介入はせず、原因追求のみに徹した。
自主トレーニングの指導は、ヨガをされているので、ヨガのポーズ。
脊柱の回旋、下半身の回旋修正と、日常での歩行修正。

プライマリーサーチの段階なので、積極的な徒手療法や、運動療法はしていないが、ご本人は腰が楽に。
体の感覚が違うと実感。

次回は3〜6ヶ月後。

何回も通う対症療法ではなく、改善の道を指し示す灯でありたい。
これが僕がやりがいを感じる時。
この方の人生に関われた。
今まで苦しかっただろうに。
原因が分からず、ただひたすら施術にすがっていた今まで。

施術、治療は必要。
でもその前に、評価がなくては。
評価は、現状把握ではなく、原因追求。
僕はそんなに治療は上手いというわけでもない。
人並み。
でも、原因を探す根気と、物事の真理を見る目は強いと思っている。

予防運動療法では、対症療法ではなく、「原因追求」からの「自らの気付き」と行動変容を起こします。
この概念をもっと広めなくては。
もっと、苦しんでいる方々を救わなくては。

幼少期の偏りは本当に問題。
特に、関節のゆるい方は関節がずれる(偏位する)。
予防は、子供から、、、。
本当に大事なことには中々日が当たらない。

中村尚人

医療とボディーワークの融合を試みていきます。
自分の身体の声に耳を傾け、対話をしましょう。

~資格~
Yogaインストラクター
Pilatesインストラクター
理学療法士
シュロス®セラピスト
介護支援専門員
福祉住環境コーディネーター2級

~所属~
日本理学療法士協会
日本人類学会

~雑誌~
「ヨガジャーナル」
「ヨギーニ」
「日経ヘルス」
「からだにいいこと」
「NEXT」
「秘伝」etc

~出版物~
「ヨガの生理学」
「ヨガの解剖学」etc