胸椎の伸展

日記
06 /20 2010
昨日はワールドカップで惜しかったですね。
見応えのある試合だったと思います。
その日の日中に、いつもお世話になっている運動連鎖アプローチ研究会道場の中で、1コマ講義をさせて頂きました。
題目は、「ヨガと体幹」でした。
私の用意したものは、
・ 胸椎の伸展と頸部、肩甲骨の関係
・ 腹部の引き上げと脊柱伸長
・ 呼吸と体幹
・ 腸腰筋の軸圧増加作用
です。

時間の関係上、殆ど始めの胸椎と肩甲骨、頸部で占めてしまいましたが、皆さんの変化が面白かったです。
さすが、道場生という感じです。

ヨガのアーサナの中にちりばめられている、臨床へのヒントに以下に気付いて、それを理論的に解釈できるか、そこがセラピストとしての特性です。
またそれは、まぎれもない事実であり、研究からは発想し得なかったものでもあります。

科学は芸術の後追いと言いますが、まさに我々の臨床もあまり科学を全ての基礎にしてしまうと、芸術的な発想は出来なくなります。
芸術的というのは、別に感性に任せた曖昧なものという訳ではなく、感性によって気付く事の出来るそこにある事実です。
その事実を理論的に解釈できれば、それは再現性があり、そして普遍的に臨床応用できる訳です。
そこから、研究計画に繋がってもいいと思います。
そもそも、臨床研究は本来、そのようなプロセスなはずです。

アプローチがオペや、投薬のように解剖学や生理学に直結していないのが、セラピストでありいわゆる徒手療法です。
徒手であるならば、研究的な統制を行ったものの結果をそのまま臨床へ応用する事が難しいのは、想像に難くないはずです。
つまり、学問として直接アプローチと結びつきにくいからこそ、臨床かそのものの感性や、能力が重要なのです。
オペは難しいものは能力によりますが、投薬は誰でも同じ効果ですね。
医師でも、技術系の医師と、理論形の医師があるはずです。
神経内科と、脳外科は明らかに違う毛色ですね。

自分たちの職種が、どの毛色かを認識する事は、私は重要だと思っています。
それこそ、研究肌の治療家もいるでしょう、物理療法で理論派もいるかも知れません。
ただ、その自覚があれば何に重きを置くかは自ずと決まってくるはずです。

猫も杓子も、EBMという、この発想が私は危険だと思っているのです。
保険を申請する上ではもちろん必須ですので、そこは重要です。
自分の立ち位置を、自分で自覚するという事です。
どんな、スタンスを持つか、どの分野にいて、誰を対象にしているか、そして何を求められているのか。

ボディーワークを始めて、色んな気付きをもらってから、自分の業界がある意味とても特殊に見えています。
と同時に、今回のWSで出会った、頭の柔軟なセラピストと接すると、業界の新しい風も感じます。
そんな刺激を私ももらいながら、いつも一緒に勉強させて頂いています。
また、常に自分も向上して皆さんとお会いしたいと思っています!

相変わらずのつれづれ日記ですいません、、、。
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中村尚人

医療とボディーワークの融合を試みていきます。
自分の身体の声に耳を傾け、対話をしましょう。

~資格~
Yogaインストラクター
Pilatesインストラクター
理学療法士
シュロス®セラピスト
介護支援専門員
福祉住環境コーディネーター2級

~所属~
日本理学療法士協会
日本人類学会

~雑誌~
「ヨガジャーナル」
「ヨギーニ」
「日経ヘルス」
「からだにいいこと」
「NEXT」
「秘伝」etc

~出版物~
「ヨガの生理学」
「ヨガの解剖学」etc