我がままな高齢者

日記
08 /17 2010
凄い題にしてしまいましたが、衝撃を受けたのです。
「早く持ってこいよ!」
外食中の相席の高齢者の台詞です。
四谷と言う都心の高齢者ですから、一般的ではないかも知れませんが。
昨今の子供や、高齢者の所在不明など家族を巡る問題が表面化してきています。

昔は「老いては子に従え」でしたが、最近は独居高齢者が多くいます。
子供に迷惑を掛けたくないからと言いますが、本当は面倒くさいのだと思います。
また昔のように、嫁姑は姑が強いと言うのも崩壊し、嫁の姑いじめの方が多いようです。

家社会では、嫁は姑から、その家のしきたりを教わると言う主従関係でした。
この関係が全て良かったとは言いませんが、家の文化を継承すると言う意味では、大きな意味を持っていたと思います。

年配者は知恵を持っています。
家の歴史を持っています。
昔はそうでした。
江戸の頃は少なくとも間違いなかったと思います。
その継承が、歌舞伎や能などの古典芸能の家だと思います。

しかし今の一般社会は、ほぼその継承は無くなっていると思います。
「亀の功より年の功」も言わなくなり、若者がインターネットやグロ-バル化で天狗になり。
年配者は、昔の苦労に固執し、現代社会から孤立し、どんどんと横柄になり嫉妬深くなっています。

若者と、年配者は昔は、お互いに尊敬し合い、協力し合っていたと想像します。
若者の力なしに大きなものは運べなかったでしょうし、年配者の知恵無くしては子供を育て家庭を両立することも難しかったと思います。
今は、便利さと、自由さをそれぞれが手にし、そして、役割が無くなり、お互いに孤立していっています。

現代社会の問題の根底は、家の崩壊ではないか、または地域の崩壊ではないかと最近考えています。
いくらカウンセラーを増やそうが、民生委員を増やそうが、解決できるものではないと思います。

やはり地域で、皆で支え合っていかないと、人間ですから、関係性が大切だと思います。
GDPが中国に抜かれたと騒いでいますが、江戸時代にヨーロッパの方が日本に来て驚いたのは、貧しくても礼儀正しい農民でした。
普通は、貧しければ心も貧しくなりますが、日本人は違いました。
礼を知り、美意識に富み、貴族のようだったと感動したそうです。

それこそが、日本の強みです。
日本を評価するならば、GDPではなく、礼や美意識でしょう。
そして、謙虚さです。
自然への畏怖の念をここ迄強く持っていた国もそう無いでしょう。

いま、まさに、日本を見直す時が来ています。
我々医療者も、本当の医療は何か、地域に目を向けた医療福祉でなくては、GDPで評価している経済界と同じです。
パラダイムシフトの転換期が、今来ていると、痛切に感じています。
ニュースを見る度に。食事の「頂きます」も言えない、人に怒鳴る傲慢な高齢者を見る度に、、、。
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中村尚人

医療とボディーワークの融合を試みていきます。
自分の身体の声に耳を傾け、対話をしましょう。

~資格~
Yogaインストラクター
Pilatesインストラクター
理学療法士
シュロス®セラピスト
介護支援専門員
福祉住環境コーディネーター2級

~所属~
日本理学療法士協会
日本人類学会

~雑誌~
「ヨガジャーナル」
「ヨギーニ」
「日経ヘルス」
「からだにいいこと」
「NEXT」
「秘伝」etc

~出版物~
「ヨガの生理学」
「ヨガの解剖学」etc