上位胸椎

日記
08 /03 2011
肩甲帯と上位胸椎はやはりセットですね。
肩甲骨の腹側の弯曲を考えると、上部肋骨はやはり弯曲している方が支持性としては高く安定します。
上部肋骨の弯曲とは、上位胸椎の屈曲と同じですから、この部位が肩甲骨と連動して動きます。

前鋸筋の使えない方が多いのは感じていました。
また前鋸筋は下部、中部、上部と大まかに分けて考えると、それぞれ上肢の屈曲角度に相関して肩甲骨を安定化させるようにはたらきます。
これが、結構部位ごとに収縮が難しい方がいます。

ここで上部胸椎との連動ですが、前鋸筋の下部線維、中部線維と胸椎の屈曲、肩甲骨の外転がセットになります。
前鋸筋の上部線維と胸椎の伸展、肩甲骨の外転がセットになります。

重要なのはどちらも肩甲骨の外転です。
この為には鎖骨、胸骨の柔軟性も必要で、胸鎖関節を背側に押すような間隔が大切です。

肩甲骨は弯曲のある胸郭の上で安定し、そして上肢の運動に胸椎を連動させるはたらきがあると思われます。
ですから、胸椎の伸展と、肩甲骨の内転は、動きとしてあってもいいですが、安定した状したいという面では避けたい所です。

「胸を張って良い姿勢」の問題点がここなのです。
症状として惹起されるのは、肩凝り、頸部の過緊張、肩甲上腕関節の不安定性などです。
この胸郭の状態の改善に、ピラティスメソッドはとても有効です。
上位胸椎の動きを積極的に動かすエクササイズが沢山あります。
昔からここに焦点を置いていた訳ですから、ピラティスさんは確かに先見の眼があったんですね。

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コメント

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呼吸も深まりました

こんにちは!

「胸椎伸展のエクササイズ」においては肩甲骨をすこーし内転する意識を持つとやりやすくなりますが、普段から「胸を張って良い姿勢」で肩甲骨が肋骨から浮いているのは、不安定ですね。おそらく、以前わたしは今より肩甲骨が不安定でした。
ピラティスを続けていたら、胸椎の後湾が少し深まってきて、前鋸筋によって肩甲骨が肋骨の形状にぴったりし安定しているのを感じます。

そしてその胸椎後湾の形状により呼吸が背中に入るので、肩甲骨の安定(および上肢のよりよい動き)、胸椎のカーブ、呼吸は、エクササイズによって相互作用で機能が向上するなーと感じます^^

Re: 呼吸も深まりました

やはり胸郭は楕円が理想ですね。
肺はまさに風船ですから、膨らみを邪魔しないことが、安定した胸郭の基礎だと僕も感じています。

中村尚人

医療とボディーワークの融合を試みていきます。
自分の身体の声に耳を傾け、対話をしましょう。

~資格~
Yogaインストラクター
Pilatesインストラクター
理学療法士
シュロス®セラピスト
介護支援専門員
福祉住環境コーディネーター2級

~所属~
日本理学療法士協会
日本人類学会

~雑誌~
「ヨガジャーナル」
「ヨギーニ」
「日経ヘルス」
「からだにいいこと」
「NEXT」
「秘伝」etc

~出版物~
「ヨガの生理学」
「ヨガの解剖学」etc