マスコミと健康

日記
08 /27 2011
マスコミが健康を扱う場合、大まかにいって、重要な健康問題を啓蒙する場合と、ファッション的に受け狙いの場合と2つあると思います。
視聴者の興味狙い、受け狙いの健康ネタには正直、危機感を感じています。

健康について、別に民間療法を否定するつもりはありません。
民間療法が、科学的な実験によって証明されてきたことも事実ですし、東洋医学もその系統です。

しかし、健康についてちょっと個性があるスポーツ選手がさも科学的であるように話したり、骨盤矯正インストラクターみたいなよく分からない民間資格を作って、さも正しいような事を話すのはいかがなものかと。
そのような方はだいたい、一時期メディアを席巻してがっぽり儲けて、影を潜めるのが常ですから、別に放っとけばいいと言えばいいです。

しかし、僕が危惧をしたのは、子ども達にまで適当な健康法を指導している人がいて、かつそれをメデイアが宣伝しているということです。
これには、流石に危機感を覚えました。

医療分野を知っている自分として、とても責任を感じました。
大人が、勝手に思い込んで失敗しても自己責任ですが、子どもは適当な流行に乗せてはいけません!
メディアに出る、雑誌に出る、本が出版されると、どうも本当に正しい事を言ってるようだと錯覚してしまいます。
メディアに踊らされている国民だからしょうがないと言えばそうですが、いややっぱりこれは困ります。
自分の子どもの学校に、適当な授業で嘘八百を自分の利益の為に言っている人が来たとしたら、許せないですね。

学校も学校です。
学問を教えているのに、有名人ぶった医学の素人に、健康法を無垢な子どもに伝えるとは!
ガッカリですね。

ですから、医療者は病院や、学会で専門ぶっている間に、こういうことが起こっている現状に対して、ある程度責任を感じた方がいいと思います。

歩行の専門家である理学療法士が、歩行について一般向けに啓蒙していますか?
筋骨格系の専門である整形外科医が最近、骨盤矯正について、NHKでは警笛を鳴らす番組があった様です。
整形外科の先生でも良いので、歩行に関しても警笛を鳴らして欲しい。
ウォーキングインストラクターみないなものが乱立していますが、逆に言えばそれほど医療の分野から、一般の分野への啓蒙が少ない内容とも言えます。

骨盤もそうですね。
靭帯で強固に固定されているのに、「調整しましょう!」なんて簡単に言うんですからね。

国民がそれほど興味を持っている、かつニードがある分野なのですから、しっかりとした医学的根拠に基づいて、国民の健康に寄与するように、啓蒙する責任が医療者にはあると思います。

病院に置いてある、体操パンフレットなどのセンスのなさを見ると、マスメディアに劣ってしまうのは致し方ないですが、でも諦めずに、もっと啓蒙しないと。
そして、一般の人が興味を持ってくれるように、医療者も経済の社会に近づく必要があります。

自分の身内が、適当なウォーキングセミナーで洗脳されて、腰痛になったら、それは自分の怠慢の結果でもあると言えると思います。
自責の意味も込めてのブログでした。
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中村尚人

医療とボディーワークの融合を試みていきます。
自分の身体の声に耳を傾け、対話をしましょう。

~資格~
Yogaインストラクター
Pilatesインストラクター
理学療法士
シュロス®セラピスト
介護支援専門員
福祉住環境コーディネーター2級

~所属~
日本理学療法士協会
日本人類学会

~雑誌~
「ヨガジャーナル」
「ヨギーニ」
「日経ヘルス」
「からだにいいこと」
「NEXT」
「秘伝」etc

~出版物~
「ヨガの生理学」
「ヨガの解剖学」etc