身体の変化は何日で起こる

日記
02 /08 2010
廃用症候群は、NHKでも取り上げられて、大分知名度が上がっています。
ベッドレストの実験では、全く動かなければ1日3%筋力が低下していきます。
1週間で約20%となります。
関節の拘縮も、3日程度から始まり、約2週間で完成します。

では、回復するにはどの程度掛かるかと言うと。
筋力は約5倍時間が掛かります。

凄いですね。
タンパク質の吸収は早いのに、構築には時間がかかるという事ですね。
それは、構築には刺激が必要だからです。
筋トレの負荷ですね。
骨もそうです。

重力という負荷が無くなると、もろくなります。
宇宙飛行士がそうですね。
だから、宇宙では頑張って負荷をかけます。

身体の柔軟性や、筋力などは廃用に比べてとっても時間がかかるという事です。
ですから、身体を変えるのには継続が必要なのです。

私はヨガも、ピラティスも1年以上かけて資格を取りました。
それは、自分の身体がしっかりそのボディーワークに馴染んでいく時間です。
頭で分かっても、身体が分からなければ、それは理解したとは言いません。
人に指導していくなら、尚更です。
自分で感じないものをどうして確信を持って、人に伝えられるでしょうか。

ちなみに、ヨガでは10年は初心者と捉えられます。
私はなのでまだ5年ですから、初心者です。
理学療法では11年ですから、ようやく中堅です。
僭越ながらという気で、患者さんや生徒さんに関わらせてもらっています。
常に勉強です。

最近、2日間で取れる資格があると聞きました。
ビックリです。
本を読んで分かった気になっているのと、そう違わないでしょう。
本来ヨガは、グルと言う師からの口伝でした。
ピラティスも始めはそうでした。
武道もそうですね。
本を読んで、2日間で黒帯が取れるでしょうか?

不思議なことが起こっているなと、心配しています。
どんどん名前が、質が落ちていく気がします。
お金を払えば、資格が取れて、資格で出来る気になってしまう。
それで、人を指導してしまう。

国家資格ですら、あっても使わなければ、経験が無ければただの飾りです。
手に職、資格の時代ですが、そこにつけ込んだビジネスが広まっていることに危惧を覚えます。
もちろん、入り口として、勉強の場としては必要です。
しかし、であればそれなりの説明が必要です。
他のものと混合して信頼してしまう様な事は避けるべきです。
自分の為ならいいですが、人を指導することはどうでしょうか?
いずれ、資格のレベルの整理が必要でしょう。
それをしっかりとクライアントに分かるように提示するシステムが必要でしょう。
どういう資格のシステムか。

◯◯ヨガ、◯◯ピラティスが増え過ぎている気がします。
自分の為なら自由ですが、資格となると別な気がします。
何の為の資格なのでしょうか。
本当の技術とは何か、真剣に自分の人生として探求して欲しいものです。
そして、クライアントの人生を本気で考えて欲しいですね。
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中村尚人

医療とボディーワークの融合を試みていきます。
自分の身体の声に耳を傾け、対話をしましょう。

~資格~
Yogaインストラクター
Pilatesインストラクター
理学療法士
シュロス®セラピスト
介護支援専門員
福祉住環境コーディネーター2級

~所属~
日本理学療法士協会
日本人類学会

~雑誌~
「ヨガジャーナル」
「ヨギーニ」
「日経ヘルス」
「からだにいいこと」
「NEXT」
「秘伝」etc

~出版物~
「ヨガの生理学」
「ヨガの解剖学」etc