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スタンダード

日記
02 /11 2010
スタンダードはやはり必要だと思います。
例えば、脳卒中のリハビリ。

PNF
ボバース
ボイタ
クラインフォーゲルバッハ
認知運動療法
ADL重視の病棟リハ
上田法         など
様々なコンセプトがあり、それぞれが各々を一番だと思って譲りません。
すると、患者さんはその病院のコンセプトに当てはめられてしまいます。
評価そのものがコンセプトですから、客観的な解釈は出来ません。

促通すると痙性が上がる。
促通しないと廃用が起こる。
ADL重視では代償動作が学習される。

どれも、それぞれだけでは問題が出ます。
しかし、スタンダードがないので、自分たちのコンセプトで結果を評価します。
それは、客観的な評価ではありません。

自分たちの結果の、客観的な評価指標がないのです。
ADLでしょうか?
筋緊張でしょうか?
歩行でしょうか?
本人の気持ちでしょうか?
家族の満足度でしょうか?

本来は全てが大切です。
全てで評価すべきです。

コンセプトが大切なのではなく、患者さんの状態が大切なのです。
どのような状態なのかを、もれなく網羅し、問題点を本人の納得した上で治療すべきです。
評価の項目は沢山ありますが、流れがありません。
どの時期に、何を見て、どの問題にどんなアプローチをするのか。
これは、様々な独自のコンセプトでは網羅できません。
最低限、スタンダードを確認した上での独自性でなければなりません。

スタンダードとは、麻痺の状態にあわせた一般的な治療法です。
患者さんの状態を客観的に評価した結果をもとに、立てられるものです。
ですから、アプローチは千差万別になるはずです。
あるコンセプトで統一というのはどう考えても無理があります。

本来、学生ではそう習います。
しかし、現場は違います。
コンセプトによって、力の入れ方が偏っているからです。

セロニアスモンクは別に、いきなり独自性のある音楽だった訳ではありません。
ピカソもいきなり抽象画だった訳ではありません。
さらに、彼らは、間違っても基礎を否定はしなかったはずです。

あるコンセプトに熱中すると、さもそれだけで全てが分かった様な気になります。
しかし、それが本当に患者さんのためになっているのか、そこが問題です。
本当に、患者さんの選択肢を用意してあげているのかです。

動きたくても動かさせない。
混乱しているのにどんどん動かす。
動く脚を装具で固定する。
楽しみよりも筋緊張を意識させる。

もちろん、この様に危惧される病院ばかりではありません。
しかし、多いのも事実です。
何か、目的を間違えていないか、セラピストは本位がどこか考えなくてはなりません。

そのうち、病院毎にリハビリの特性が比較される日が来るでしょう。
そして、患者さんの評判も公表されるでしょう。
そこで、何がいいのかが選択されてくると思います。
残念ですが、患者さんの方からコンセプトの適応と、非適応や、問題点を指摘してくれると思います。

そんな、サイトが出来るといいなと思ったりしています。
医療の派閥争いほどくだらない事はないですからね。
政治の様に、リハビリもチェンジの時期だと思います。
きっと変わっていくでしょう。
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コメント

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No title

こんばんは。708です。
今日はありがとうございました。

脳卒中のリハビリって、
こんなにたくさんのコンセプトがあるんですね。
うちの母は数年前、脳卒中で倒れたんですが、
どのコンセプトのリハビリだったんだろ。

>あるコンセプトに熱中すると、
>さもそれだけで全てが分かった様な気になります。

本当にそのとおりだと思います。
いろんな角度からの視点を持つことって、
何においてもとても大事なことだなぁと、
この頃、つくづく思っています。

中村尚人

医療とボディーワークの融合を試みていきます。
自分の身体の声に耳を傾け、対話をしましょう。

~資格~
Yogaインストラクター
Pilatesインストラクター
理学療法士
シュロス®セラピスト
介護支援専門員
福祉住環境コーディネーター2級

~所属~
日本理学療法士協会
日本人類学会

~雑誌~
「ヨガジャーナル」
「ヨギーニ」
「日経ヘルス」
「からだにいいこと」
「NEXT」
「秘伝」etc

~出版物~
「ヨガの生理学」
「ヨガの解剖学」etc

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