「オーシャンズ」残念

日記
03 /07 2010
オーシャンズという海洋生物の映画を見てきました。
ドキュメンタリー映画だと思ったら、結構メッセージ性の強い映画で、合成もあり創作的でした。
ロボットまで使って、、、。
正直、西洋視点満載の残念な感じでした。

私はドキュメンタリーは、出来るだけ客観的なものが好きです。
特定の視点で描かれたものは好きではありません。
美術館に行って、「この絵の意図はこういうものです。」と書かれているなら見る気もしません。
勝手に意味付けをされたものは面白くありません。
答えの書いてある問題を解く様なものですね。

この映画では、素晴らしい海洋生物を人間が悪い事をしていじめている。
いつか、和解をして、肉食獣とも仲良く泳げる日を目指しましょう的なメッセージです。

その中で、魚を食べる人種を信じられない事をしていると表現し、
絶滅危惧種を人間が滅ぼしてきたといい、
ホオジロザメとダイバーが一緒に泳いでる映像を何故か長く映し、
シャチやサメがアシカを捕食するシーンは同じ時間を生きた結果と表現しています。

日本が漁業で反映していたのは誰もが知っている事実です。
何千年もです。
その活動で、自然環境に重大な打撃を与えたでしょうか?
太地などの捕鯨の地域は、鯨を神と讃え感謝とともに食べていました。
イヌイットもアザラシを同じようにして、尊敬のもとに食べています。
モンゴルでヤギを食べるのもそうです。

つまり、自然の枠組みの一員として、食物連鎖の一員として捕食していたのです。
そこには文化があります。
人々の自然への畏敬の念があります。

西洋文化が入ってきたのは、明治維新です。
日本でも、牛肉を食べるようになりました。
西洋人は、牛肉を食べますが、自分たちの事は何も言いません。
牛に祈りを捧げて食べているところを見た事がありません。
神には祈りを捧げていますが、、、。

つまり、文化が違うのです。
また、捕鯨などに関する科学的なデータの提示もありません。
日本が幾ら科学的なデータを提示しても、感情論で無視されているようです。

「あんなに可愛い哺乳類を食べるなんて!」

牛は?豚は?
飼育すればいいのでしょうか?
遺伝子を操作し、自然でないものを作って、大量生産する文化が素晴らしいのでしょうか?
その結果、人間と自然との本当の意味での共存はなくなり、人間の支配した世界が出来ているのです。
ですから、人間はアイデンティティを失い、生命に対して感謝を忘れ、
自然に対して畏敬の念をなくしているのです。
自分で、締めた鳥を食べた経験があれば、生命を無駄にはしません。
鳥を食べる事がいけないのか、感謝しない事がいけないのか、そこが大切なのです。

この問題は、それこそ映画で言っていた多様性の問題なのです。
皮肉ですね。
海洋生物の多様性を訴えながら、制作者たちは人間の文化の多様性は理解できていないようです。

確かに、まき縄漁については、「混獲」という問題がありますから、改善は必要です。
その動きは、もちろん日本でも検討しています。
総理は、もっとこういう日本人にとって大切な問題を国民にアピールして欲しいですね。

ただ、環境汚染のため、食物連鎖のトップにいる鯨、イルカには汚染物質が集積しているため、食すには現在は勧められないようです。
イヌイットに汚染物質が蓄積していたという報告を見た事があります。
まさに、自然のピラミッドに入っている事の証明ですね。

貝もそうですね。
砂を吸って吐いてしてますから、堆積した汚染物質が蓄積するようです。
問題は、汚染物質の海への垂れ流しですね、、、。
これは酷い、、、。

自然なものを皆が食べたら、汚染されたくないから自然を大切にするでしょうね。
西洋人は、自然なものは別だと思っていますからね。
環境保全はいい事をしている慈善事業だと思っているでしょう。
本来は、死活問題なのです。
自分たちの生命に直結しますから。
でも、自分たちは無菌室で育てたものを食べていますからね、、、。

自然と共存する為には、簡単ですよ。
無菌室での飼育をやめて、全て自然なものを食べる事。
自分たちを自然と分けない事です。

参考まで:

太地町

海洋政策環境財団

社団法人 自然資源保全協会
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

乱獲

以下のブログによると、ヨーロッパでは魚の乱獲を防ぐための制限がさらに乱獲を助長する皮肉な状態になっているようです。
http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/m/200912

環境問題は、自然も人間も思い通りコントロールできるわけではない、ということを前提に臨まないといけないんでしょうね。

中村尚人

医療とボディーワークの融合を試みていきます。
自分の身体の声に耳を傾け、対話をしましょう。

~資格~
Yogaインストラクター
Pilatesインストラクター
理学療法士
シュロス®セラピスト
介護支援専門員
福祉住環境コーディネーター2級

~所属~
日本理学療法士協会
日本人類学会

~雑誌~
「ヨガジャーナル」
「ヨギーニ」
「日経ヘルス」
「からだにいいこと」
「NEXT」
「秘伝」etc

~出版物~
「ヨガの生理学」
「ヨガの解剖学」etc